2011年5月11日水曜日

美容と健康のために骨盤を正常な状態に戻そう

前回「骨盤矯正ダイエット」の話をしましたが、骨盤とは上半身(脊椎)と下半身(足)をつなぐ骨で、骨格の土台となり直立歩行をする上でも要の部分です。骨盤はひとつの骨ではなく、パンツのウエストあたりにある腸骨、仙骨、膀胱の下にある恥骨、椅子に座るとお尻が当たる坐骨、尾てい骨(尾骨)、股関節の三つの骨から構成され、「仙腸関節」というちょうつがいのようなもので繋がっています。腸や子宮など大事な臓器を包みこんでいてハートような洗面器のような形をしていますが、女性の骨盤は男性より広く浅くできています。

人間の身体は、誰もが左右対称とは限りません。たとえば、座る時にいつも同じ足を上に組んでしまう癖があったり、ショルダーバックをいつも同じ側の肩にかけていたり、片足の靴底だけが減る人は骨盤が左右どちらかにゆがんでいる可能性があり、腰痛や肩こりになりやすいとか。また、猫背や地下鉄などで足を投げ出す座り方をする人、猫背の人、靴の外側ばかり減る人は、骨盤が後ろに倒れていて、疲れやすく冷えやむくみにもなりやすいそうです。

女性は妊娠すると女性ホルモンの分泌が盛んになり、赤ちゃんが出やすくなるよう骨盤の幅が広がり出産時には最も骨盤が開いた状態になります。骨盤が開くと、骨盤の周りにお肉がついて太りやすい体質、骨格になります。産後に増えた体重は食事療法などで減らせるとしても、開いた骨盤は自然に閉じてくれないので、特別なケア、矯正が必要です。

骨盤のゆがみや開きを直すには、体操や入浴で骨盤周りの筋肉をゆるめ、骨盤をつないでいる仙腸関節の動きをスムーズにし、筋肉を鍛えて骨盤を正しい位置にキープすることです。骨盤周りの筋肉を鍛えるには毎日10分でも骨盤矯正体操をするか、ウォーキングやジョギング、水泳などの全身運動をするといいでしょう。日常生活でも、歩いたり座ったりするときも骨盤を真っすぐな状態に保つよう意識して、習慣にしてしまいましょう。

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